拝啓、父上
拝啓 父上
こちらはなんだか随分賑やかになって大変ではありますが、なんとかやっています。
残念ながらXでの舞台には立てませんでしたが、マスターハンドの意向でまだ「この世界」にいることができることになったのは嬉しい限りです。
舞台に立てないとはいえ、みんなに気をつかわれることなく、前と同じように楽しい日々を過ごしています。
新しく顔を見せることになった人の中に、同じ系列の世界から新しくきたというアイクという人がいます。
ぼくが出れない理由になった方、ということで最初はどう接したらいいかわかりませんでした。
アイクは表情の変化も口数も多い方ではなく、第一印象は少し無愛想な人という感じでした。
でも、アイクの方から話しかけておくれたおかげで、今では手合わせしたりと随分親しくなりました。
彼は人との境目を余り気にしない人らしく、他の世界の人だけでなく、カービィやポケモン達にすら驚くことなく接しています。
どうやら同じ系列の世界であっても、アイクの世界には様々な人種がいるからだそうです。
アイクには時々頭を撫でられたりするのですが、なんだか父上に撫でられていた時のことを思い出しました。もし、ぼくに兄がいたらこんな感じだったんじゃないかと思います。
メタナイトさんというカービィの世界から来た騎士の方も今回から参加しています。
人は見た目で判断するなと前から言われていましたが、メタナイトさんはまさにそうでした。彼はぼくなんかでは到底できないであろう剣捌きを持つ剣士です。言葉遣いや礼儀も、まるでぼく達の世界の騎士同様のもので、カービィの世界の方とは思えない感じのする人でした。
新しい人といえば、ピット君という天使の人がいます。
天使ということも驚いたのですが、更に驚いたのは少しだけ顔の感じがぼくと似ていたことです。
でも、やはり性格は全然違い、彼はとても明るく、またマリオさん達と同じぐらいから活躍されてるということもあって、ぼくなんかよりもとてもたくましい感じがします。
こういう出会いができるのも、「この世界」だからだと思うと、是非父上も一度来られたいいのにと思います。
そうそう、先日、リンさんにお会いしました。
どうやら父上が母上に出会った時ぐらいのリンさんらしく、ぼくが父上の息子だと言ったら色々話してくださいました。
父親になったエリウッドも見てみたいとも仰ってました。きっと素敵な騎士になっているんでしょうねと。
リンさんと話していたら、父上からもその当時のことを聞きたくなりました。母上のことも含めて。
「おーい、ロイ。そろそろ夕飯だぞー」
「あ、はーい!」
今度、マスターハンドに父上も「この世界」に呼んでもいいか聞いてみたいと思います。
最後になりましたが、父上、お体には気をつけて。
敬具 ロイ
あとがき
ロイの日記念で書いたもの。
マジでエリウッド参戦期待してたのになぁ(笑
2008/06/01執筆
2008/12/30修正
幸 ゆきな
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